街場の銭湯のサウナ、オススメの入り方を紹介させてくれないか

コラム

ストレスにはサウナだ。

暑い空間で汗を流す。そして、熱くなった体を水風呂で冷ます。たったこれだけで、本当にストレスが消える。宗教みたいになってきたな、コレ。

いやいや奥さん、ホントなんですよ。サウナはマジで効きます。それがたったのワンコインなんですよ。街場の銭湯なら。

現代社会にはサウナが溢れている

ホントこの世の中にはストレスが多い。労働にも学業にも私生活にも。オマケに感染症ときたもんだ。たまったもんじゃねえな。

ところで、サウナってのはそのストレスのぶんだけ街に溢れているわけです。なにが「ところで」なのかはわからないけど。

近頃流行りのスーパー銭湯、デカめの温泉施設。それだけじゃなくて、サウナ専門店みたいなとこも都会にはありますよね。結構高級志向のヤツ。

ただ、僕はそんな中でも「街場の銭湯」のサウナをオススメしたい。

 

街場のサウナがおすすめな理由

最初に断っておく。極上のサウナ体験を求めるのであれば、ここから先は要らぬ話だ。ここでどうぞブラウザバックを。

だって、そりゃ専門店とかデカめの施設のサウナのほうが質が高いに決まってるじゃん。でも敢えてオススメする理由があるんですよ、街場のサウナを。

まず、街場のサウナは総じて安い。大体ワンコイン前後で入れる。これはビギナーにとって超ありがたいことです。フラっと立ち寄るには最適な価格設定。なんならハシゴできるし。

そしてもう一つ、狭いこともオススメの理由だ。狭いゆえに熱いのがいい。あと、時間帯にも依るけれど、サウナを独り占めできちゃうのよ。狭いから。マイ・サウナは最高だ。

 

街場のサウナ、オススメの入り方

さぁ、ここで本題に入ろう。待場の銭湯のこじんまりとしたサウナには、オススメの入り方があるんです。

 

①身体を洗う、湯舟に浸かる。

まずはキッチリ、身体を洗ってほしい。これは鉄則。汚えヤツが湯船とかサウナとかに来ちゃダメだからな。

それは置いといて、身体を洗ったあとだ。もちろんすぐにサウナに入ってもいい。しかし、最初はなるべく湯船に抱かれよう。

なぜサウナより先に湯船なのか。いくつか理由がある。

第一に、毛穴を開くため。とにかく、温か~いお湯で「汗を流しやすい身体」に変えるのが大事です。冬とか特に、外が寒いとなかなか汗を出せない。すると、せっかくのサウナが台無しになっちゃう。

次に、銭湯の空気感を味わうため。正直に言うと、街場の銭湯のサウナは付属品に過ぎない。メインはあくまでお湯なわけだ。サウナはラーメンで言うところのチャーシューみたいなものだから、まずはスープと麺(≒湯船)を味わうべきでしょ。

 

②サウナに入る

ほんでね、湯船で身体を暖めたら、ようやくサウナのターンです。ひゃっほう!

身体をひたすら熱く熱くしていく。イメージは猛暑の夏、川に飛び込みたくなるくらいの「熱さ」。体中の穴という穴から汗を出す。一種の修行と言ってもいい。

僕の場合なんだけど、サウナに入りながら思索するのがルーティーンです。卒論が控えている僕は、とにかくめっちゃ研究のこと考える。そして、難しいことを考えられないほど身体が熱を持ったら出ちゃう。そんな感じ。

ただし、街場のサウナには鉄則があるんですよ。それは「譲り合いの精神」

銭湯のサウナはそれほど広くない。多くて五人分のスペースしかないと思ってくださいな。だから、次の人が来たら出るくらいの感覚が望まれるのよ。湯船で身体を暖めておくのは、短時間でサウナの効果を最大限に引き出し、速やかに次の人に譲るためでもあるんです。

 

③水風呂、ここでキマれ。

次は水風呂。ここがサウナの肝と言っても差し支えない、それが水風呂。

サウナから出て水風呂に直行するのが一番気持ちいいわけなんだけど、それはやめてね。びっしょりな汗をまずはシャワーかなにかで流そうね。次の人の気持ちを考えて行動しよう。

ほんでもって、ジャパーンと入っちゃいけない。心臓が止まる。あくまでゆっくり入って火照った身体を徐々に冷やすイメージ。

僕は結構長めに入るタイプでして。するとね、喉から胸にかけて、身体の内側が冷たくなってくるんです。ドライアイスの冷気を吸ってるような冷たさが感じられるんです。そしたら段々と浴室の水音や湯桶の音が大きく響くようになってきて……そんで、出ます。

 

で、また湯船からやり直し。これを2、3回繰り返すと、身体中のモヤモヤがどこかに行ってしまうんですよ奥さん。たったの500円ですよ。どうです?

 

街場の銭湯とカルチャー

実は、街場の銭湯サウナのオススメポイントはもう一つある。それが、カルチャーの側面だ。

銭湯の多くは昭和の産物。建物の構造も、雰囲気も、もちろんサウナだって昭和のもの。時代はもう令和だけど、中身は昭和ってわけ。

ほんでさ、街場のサウナの中にはテレビなんかないのよ。そこそこ大きい温浴施設とかはテレビ置いてたりするけど、そんなん無いのよ。ラジオかスピーカー、それだけ。

でね、そこから流れるのは野球中継昭和歌謡。関西のサウナなんか面白いよ、阪神が打たれ始めると周りのおじさんたちの機嫌が一斉に悪くなるから。舌打ちとか聞こえてきます。

昭和歌謡もいいよね。山口百恵の『いい日旅立ち』なんかがサウナで流れてきたら泣いちゃう。そしたら、汗と一緒に涙も流れる、青春みたいな空間になるね。

とどのつまり、銭湯のサウナ、めちゃくちゃ小さなその箱はタイムマシンなのかもしれない。昭和のカルチャーが熱されて濃くなったような、そういうヤツだ。

 

いま、街から銭湯が消えかけている

一家に一台風呂場がある時代を迎えて以降、街場の銭湯は急激にその数を減らした。今日の感染症拡大の影響もあって、ここ最近も随分と銭湯は減っているらしい。

冒頭の繰り返しになるけれども、現代社会にはストレスがつきものだ。銭湯とは、サウナとは、そういうストレスに寄り添う存在である。

 

だから、無くしちゃいけない。僕はそう考えている。

 

とりあえず行ってみて。話はそれからだ。この記事をガイドに、銭湯とサウナを心ゆくまで味わってほしい。

コラム
この記事を書いた人

大阪在住の大学生。Our Local編集長・ライター・Web企画。古墳が大好きで、話し出すと止まらない。普段は魚を捌いたりラーメンを作ったりしている。お仕事依頼はTwitterのDMまたはkofun.neko@ourlocal-labo.comへ!

コフンねこをフォローする
コフンねこをフォローする
ゆるゆる地方研究メディア|Our Local