みなさん、プーさんは好きですか?
愛らしい黄色い小熊ちゃん。
僕はこのプーさんのことが幼少期から今までずっと大好き。そこそこな量のグッズが家にある。実家にも、ひとり暮らしのマンションにも。
とにかくたくさんあるの(もっとあります)。
小中高大と進学してきましたけど、僕のプーさん愛はどの学校の同級生でもみんな知ってます。
プーさんのぬいぐるみと共に寝続けて約20年。生まれてこの方ずっと一緒。それはそれは幸せだった……。
が、「ある男」の登場で自体は急変した。僕は立場を失ってしまったんだ。
羽生結弦さん――彼はフィギュアスケートの神童として突如現れ、数々の賞レースをその美しい演技で総ナメにした!
そんな羽生結弦氏の好きなモノ……それはまさかの「プーさん」だった。
このときから我々プーさん大好き系男子に暗雲が立ち込め始める。
「ぼく、プーさんが好きなんだよね」
このように発言すると、
「あー、羽生くんぶってるわけ?」
「羽生くんとお前じゃ格がちげーよw」
「プーさんは羽生くんのものだよ!(T_T)」
女子にはこう言われ、
「羽生くんと一緒とかちょっと無いわ……俺あの人のこと少し苦手なんだよね……」
男子にはこんな感じで色々言われてしまう。
「プーさんが好き」と言うと、白い目で見られる。
プーさんが好きなことについて咎められるくらいならまだ良かった。男のくせに、と言われるくらいなら耐えられた。
羽生結弦さんが大活躍をし始める前からずっと、僕もプーさんが好きなのに。
そもそもプーさんは誰のものでもない。強いて言うなら版権を持ってるのはディズニー。
愛を誰かと比べられ、卑下され、そして僕は結局落ち込むことになる。
こんなに辛いことあるだろうか?
(中略)
それに対してぼくは、
「”ふざけるな”と思った。誰でも良かった」
と供述しております。