橋をくぐる
夜ご飯を食べ終えた20:30過ぎ、それは突然現れた。
「明石海峡大橋」だ。本州と四国を結ぶ連絡橋の一つ。瀬戸内海を征くフェリーは、ライトアップされたこの橋の真下を通過する。
感動がすごいのよ。
船にでも乗らない限り、中々「橋の下通る」機会なんて無い。しかもその橋は明石海峡大橋なんだから。全国の橋の中でもかなり強い方であるわけだよ。
フェリーが進むにつれてどんどん明石海峡大橋が迫ってくる。
ちょ、デカくね?
これはあれだ。ゴジラに襲われた東京の人の気持ちだ。テンションが上がりすぎて、ずっと「オ゛ー!」とか叫んでいた。これじゃあ、まるでぼくがゴジラだ。
ちなみに、瀬戸大橋は午前0:00すぎ、しまなみ海道はもっと遅い時間にさしかかるらしい。流石にそこまでの体力は無かったが、フェリーからすべての本四連絡橋を眺めるのも楽しいかもしれない。
売店を楽しもう
フェリーの展望ロビーでスナック菓子をポリポリ食べたりとかお酒をチビチビ飲んだりしたくなった。
お酒が好きな大人ならかなりの高確率で「絶対に楽しい」と答えるアレ。
そんな夢を叶えるべく(?)、船内には割と大きめの売店がある。マジでホテルじゃん。
品揃えも結構良いみたいだった。飲み物などは事前にコンビニで調達するのもいいかな?と思っていたけれど、船内で買ったほうが冷えていて良いもんね(少し割高感はあるが)。
なにより、船の中で買い物をしている違和感を味わいたかったし。
食事のあとのパーティーや晩酌も全て船内で完結できるわけだ。
ところで、売店にはこんなものも売ってるよ。
タオル。
なぜこんなところに?
wow wowお風呂、浸かりたくない?
なぜタオルが船内で販売されているのか。単なるお土産ではない。フェリーの中にお風呂があるからなんだよ。
阪九フェリー「やまと」号には、乗船開始〜0:00・朝7:00〜下船まで営業する『展望浴場』があるんです。
これが一番の楽しみだっ!
しがない大学生ゆえ、毎日浴槽にお湯を貯めるのはなんとなく勿体無く感じてしまう。だから大体いつもシャワーで満足する。そういう体になってしまった。
だからこういう、「湯船に浸かる」機会は重要なんだよね(正確に言うならば「船湯船に浸かる(?)」)。
残念ながらプライバシーの関係上写真は撮れなかったけど、かなり最高だったとお伝えしておく。
展望浴場。公式サイトより。
グワーッと疲れが取れた。これで、あとは寝るだけってのが最高だよね。
ベッドに倒れ込んだ体は、そのまま翌朝まで起きなかった。