「一乗谷朝倉氏遺跡」の巨大な山城を訪問してみたら山道がヤバかった

歴史

登山すること約〇時間!?一乗谷の山城とは

朝倉氏のまちづくりを振り返ると、彼らは全然「侵入されること」を想定していませんでした。したがって、一乗谷の城下町は戦いに向いていないんです。

 

それでも万が一、一乗谷に敵が攻めてきたら?

 

そんなときは背後の山に逃げます。

『館』の背後にそびえる山の頂には……⁉

そう、『朝倉館跡』の背後にそびえる一乗谷山の山頂には『一乗谷城』と呼ばれる全国屈指の山城が備わっているのだから……!

 

観光客は山城の存在すら知らない?

『一乗谷朝倉氏遺跡』の平地部分から一乗谷山の山頂へ向かうルートは3つ「馬出ルート」「下城戸ルート」「三万谷ルート」です。どのルートを選んでも所要時間は約40分~1時間半だって。ヤバすぎるでしょ。

一乗城山 登山口 | 福井県ホームページ
福井県公式サイト。

所要時間の長さに加えて、めちゃくちゃしんどい山道(斜面が急で滑りやすい)であることから、熱心なお城マニア以外はまず登りません。

そもそも、平地のほうを見学しにきた観光客は山城の存在すら知らないまま帰ってしまうんじゃないでしょうか。

ぼくも(このときは)割とミーハーな気持ちで一乗谷朝倉氏遺跡を訪れています。だけど、「山城がある」と知ってしまったからには行くしかない(遺跡大好きマンの習性)。

そこで、同行の友人を(無理矢理)誘って登ることにしたんです。それが間違いだったんですけど。

 

実際に登ってみた

やってきました。「馬出ルート(山頂まで約1時間かかる)の入り口です。当時はここが山頂へのメインルートだったのだとか。

道中には立派な石垣解説看板、そして距離を示す道しるべもたくさん。勉強にもなるし、進み具合もわかる。

 

まあとにかく最初のうちはよかったんです。ゆうて我々は若者だし、早く着くでしょ。みたいなノリでした。

 

しかし!だんだんしんどくなってくるんですよね~。

 

変わり映えのしない山道、崩れそうな橋、断崖絶壁の道……!

ココを進む 

一本橋

うわあ。

加えてきつい傾斜と滑落&転倒の恐怖……!

え?こんなとこ進むの?

汗が止まらなくなりました。運動の汗だけじゃなくて、なんか冷や汗が止まりません。最悪死ぬもん、コレ。

そしてね、看板にある「残りの距離」が全然減らないの。

ここまで40分歩いたのに

それもそのはず。傾斜が急すぎるので、直線距離ではそんなに移動してないんです。全然ゴールが見えない。

 

途中こんな感じで別の山城もあります。

山頂の一乗谷城への侵入を拒む要塞的な感じなのかな。写真も撮りました。

だけど何を撮ったのか覚えてません。山城の一部を写真に収めたはずなのに。

 

で、ようやく到着。結局なんだかんだ1時間以上かかった気がします(時計を見る余裕すらなかった)。

 

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