空から古墳の形を見るには飛行機が最安カンタンってマジ!?

交通

古墳といえば前方後円墳。社会の教科書には必ず載っているアレだ。鍵穴みたいなヤツです。

上空から見た古墳をイメージした「古墳カレー」

ただ、マジで「教科書でしか見たことない」って方も多いはず。実際に行ってもだ、鍵穴の形を認識するのは難しい。横から見たら普通の山なんだもの。小学校のグラウンドにある山に似てます、正直。

横から見ても「山」

結局、空から見ないと「鍵穴みたいな形」なんてわからないんです。前方後円墳の魅力半減だわ。

 

しかし!?

 

この記事を読めば、なんと公共交通機関を使って古墳を空から眺める方法がわかります……!

飛行機に乗ればいい

結論から言っちゃいましょう。飛行機に乗ればいいんです。現状空飛ぶ乗り物の中で誰でも乗れるのは普通の飛行機だけだから、ホントに当然の話なんだけどね。

とはいえ、どの飛行機からでも古墳が見えるわけじゃないのも事実。しかも、大きな前方後円墳の分布は近畿圏をはじめ一部に限られているときた。すごく限定的な条件の下でしか、古墳を空から眺めることはできないんです。

ただなんと……以下でご紹介する例はほぼ確実に見えます!

 

神戸空港便の進行方向右側がオススメ

一番お手軽な方法がコチラ。神戸空港を離陸する便(行き先はどこでもいい)の進行方向右側の座席に座ると、大きな前方後円墳が空から眺められる。

神戸空港

この方法は確実で、しかも安い。神戸空港発着の飛行機はいわゆるLCCの安価な便が多いからだ。さらに言えば、どの方面に向かう便でも離陸する方向が同じで、絶対に「ある古墳」の上を通ることが決まってる。マジ楽勝。

神戸空港を離陸した飛行機は、まず真っ直ぐ明石海峡大橋の方面に向かう。西日本方面の便はそこからまっすぐ進むだけで、東日本方面の便は180°の大きな旋回をする。

まさにそのタイミングで進行方向右側の眼下に見えるのが、兵庫県神戸市の「五色塚古墳」の墳丘だ。全長200mを越える巨大な墳丘、なおかつ築造当時の姿に復元されているから、すぐにそれだとわかるはず。

ポイントは明石海峡大橋です。「あ、大きな橋!」と思ったら、その付け根部分を見てください。キレイな鍵穴が見えます。

繰り返しになるんだけど、五色塚古墳は丁寧な復元がなされた古墳。それゆえ、「多分古墳時代に空を飛んだら古墳はこう見えるんだろうな」っていう気分になれるわけで。これは最高、響け咆哮。アイラブ古墳、マジで興奮。

 

他にも……

インターネットで情報を探したところ、

①西日本各地→伊丹空港への飛行機
②東日本各地→関西国際空港への飛行機

からは前方後円墳の姿を拝めるとのこと。

しかも見えるのが「世界遺産」百舌鳥・古市古墳群だとか。スゴい。

ただし、

①方面などの条件がやや厳しい
②伊丹便は割と高い
③筆者自身は未検証

です。よって、今回は積極的にオススメしませんでした。

 

空から見ると感動する

教科書でしかお目にかかれなかった前方後円墳の形状を実際に観察できる。飛行機ってスゲえなって思うわけでございますよ、ホントに。

初めて空から前方後円墳を見たとき、僕はホントに感動してね。なんか感極まって涙が出てきた。古墳を空から見るのがずっと夢だったので。

もちろん、古墳マニアでなければ泣いてしまうことはないでしょう。とはいえ一般の方にとっても貴重な体験になること間違い無し。古墳時代の人々がどのような意識で古墳を築いたのか、飛行機から想いを馳せてみてください。

タイトルとURLをコピーしました